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海上自衛隊たちかぜ裁判・控訴審 完全勝利判決!

海上自衛隊たちかぜ裁判・控訴審
完全勝利判決!


 4月23日午前11時、東京高裁101号法廷、「たちかぜ」控訴審の判決の日。私の前の傍聴席(最前列)には内部告発のS3佐。右隣にはこの裁判の原告を二人三脚で支えてくれた『さわぎり』裁判の関係者。
 鈴木裁判長は心なしか緊張した表情、いよいよ判決の言渡し。第一声「原判決を変更する」、勝訴か?続いて「5千…万円」の数字をかすかに聞き取ることができた。勝訴を確信。隣からかすかに泣く声が聞こえてきた。
 後の裁判長の言葉は聞き取れなかった、というより集中力が途切れてしまった。判決後、急いで裁判所前へ。『完全勝利』のたれ幕を確認。
 判決内容の柱は二つ。第一は、自殺の予見可能性を認定したこと(一審は否定)。
判決は「(Tさんの)自殺を予見することが可能であったと認められる。上司が調査、適切な指導をしていれば、自殺は回避された可能性がある」と認定。また「(Tさんは)いじめが今後も続くと考え、自衛官としての将来に希望を失い、自殺を決意した」と指摘。
 第二は、国・海自の証拠隠匿を違法としたこと。判決は「(隠匿されていた一連の証拠を)国側が自殺を予測できたという判断に影響を及ぼす重要な証拠だった」と評価し、証拠の意図的な隠匿を違法と断じた。
 以上の判決理由により、国及び先輩隊員に対して、7350万円(一審は440万円)の損害賠償の支払いを命じた。
 判決後、衆議院第一議員会館で記者会見と報告集会が行われた。今日の判決の感想を聞かれたTさんのお母さんは「感無量です。息子の名誉が回復したことが本当にうれしいです」。会場から大きな拍手が。続けて「息子の死をむだにしたくない。他の人のためにも役立ちたい」。
 最後に、ある記者から今の気持ちはと聞かれたお母さんは「心の底から幸せを感じることは一生ないと思います」と。その深い悲しみが胸に迫る。国・海自の悪質な犯罪的行為に改めて怒りをおぼえる。
 国・海自がすぐになすべきことは、心から謝罪すること、上告しないこと、そして、S3佐に対する懲戒処分の手続を直ちにやめることだ。
 Tさんが亡くなって10年、提訴から8年が経過した。その間、自衛官の人権侵害に対する裁判が次々に提訴され、その裁判を支援するネットワークが全国に広がっている。この裁判の勝訴は、人権侵害に苦しんでいる自衛官に勇気を与えると確信する。
 最後にS3佐、原告弁護団に敬意を表したい。そして、生前に裁判を支えたユニオンヨコスカの林さん・広沢さんに、この完全勝利の判決を報告したい。
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